和紙とは

和紙とは

和紙は、1400年以上前に日本に伝わりました。それから今日に至るまで、様々な原料や製法を日本独自のものに改良し、文化の発展と共に進化をしてきました。
和紙は、様々な用途で使われており、世界の人々からも高い評価を受けております。
最近では、インテリアとして見直されてきており様々な場面で和紙が使用されております。

障子には和紙、その理由は「光」

和紙とは

障子にはどうして和紙?と考えたときにその歴史が教えてくれます。まずは、採光性です。和紙は洋紙に比べて凹凸や隙間が多く、光が差し込むとふんわりとした柔らかな光で包んでくれます。

たくさんある障子の効果

近年、ちょっとした「和」を取り入れる住宅が多くなっています。畳だったり、障子だったり「ちょっとした和」を手軽に楽しめるのがこの障子。100点以上もある障子があって張り替えるのもそんなに難しくなく、気分でデザインを替えたり、生活の変化で替えたり。障子ライフは、アイデア次第です。

1.ぬくもりのある肌合いと目に優しい採光機能
採光機能これこそが障子紙をインテリア材に選ぶ、一番の理由です。いかにも和紙らしい風情のあるものを選びましょう。
2.強度が強い
現代の障子は"大格(だいご)障子[格子の弁目が従来の2倍大]"がほとんどです。
3.適度な通気性
大気が障子紙を通して室内外を往来きし室内を清浄化していますが、一方チリやホコリ、ススがついて汚れの原因になります。断熱効果の点でも通気性の良すぎるものは避けましょう。
4.適度な厚み
カーテンよりも、2重のガラス戸よりも高い断熱性が確認されている障子紙。暖房、冷房の効率アップの点でも適度な厚みは必要です。
5.変色・変質が少ない
経日劣化や耐候性のひくい変質しやすいものは避けて、長繊維配合率の高い耐久性のあるものを選びましょう。
6.貼りやすく剥がしやすいもの
適度の腰の強さがあり水濡れに強く、張り替えの際に作業性の良い長繊維配合率の高いものを選びましょう。

和紙の歴史

和紙の歴史

日本の紙の歴史は、飛鳥時代高麗の僧侶が日本に紙漉きと墨の製法、また、紙の原料麻を砕く石臼も同時に伝えられました。紙の国産化が始まったのは奈良時代で全国の各地で紙漉きが始まりました。この時期の紙はまだまだ高級品で一般では木簡(木の板に文字を書く)が使用されていました。
時は平安時代に移り、紙屋院(かんやいん)という工場が建てられ日本独自の製法である「流し漉き」の技術が確立されました。
鎌倉時代になると、政権が武士に移行し紙の消費層が公家や僧侶から武士に広がり華やかな薄い和紙より丈夫な紙が求められるようになりました。市川三郷町内では、多種多様な和紙を製造しており、中でも障子紙は全国での約40%を出荷しております。

和紙の歴史

障子の歴史は、平安時代にさかのぼります。平安時代に外界とは遮断せずに、外の雰囲気や光を取り入れるといったことからこの障子が発明されました。障子紙の始まりは、採光したいという人の考えから始まりました。今も昔も採光という考え方は一緒なのですね。