生のり付き壁紙の特長と貼る前の準備

最大のメリット① のりを付ける手間がはぶける

最大のメリット② のりが乾くまでの間なら何度でも貼り直しができる

一般的に壁紙を貼る際に使用するでんぷん系のりを「生のり」と呼びます。
この「生のり」を壁紙のウラ面にのり付け加工した
製品を「生のり付き壁紙」と言います

壁紙も生のりも建築基準法で定められたシックハウス対策適合商品(ホルムアルデヒド発散量が最も少ない「F☆☆☆☆」認定取得品)なので安全で安心です。生のりは水性で臭いもほとんどなく、手などに付着した場合は水で簡単に洗い流す事ができます。

壁紙のウラに生のりが付いているので、保護フィルムをはがして貼るだけです。
面倒な「のり付け」がいりません。

ウラの保護フィルムに「目盛り」が付いているので、ハサミで簡単にカットできます

シワが入ったり、曲がったりしても、のりが乾くまで貼り直しや微調整が可能です。空気が入ってもおさえバケで簡単に抜くことができます。

貼りやすい面◎

◎今貼ってある壁紙をはがした面 ◎ベニヤ ◎石膏ボード

壁紙用シーラーを塗れば貼れる面〇

〇プリント合板(化粧合板) 〇ペンキ塗面 〇コンクリート ・モルタル 〇しっくい

貼れない面×

×タイル ×金属、ステンレス ×浴室、屋外 ×天井 ×プラスチック
×砂壁、綿壁、繊維壁 ×壁紙の上

お部屋の広さ

必要m数

4帖半

25m

6 帖

30m

8 帖

35m

生のり付き壁紙を貼る際は必ず今貼ってある壁紙をはがして下地処理を行ってから貼って下さい

壁紙を貼った後の仕上がりは下地処理によって決まります
どんな下地の場合も表面を平滑にしないと貼った後、キレイに仕上がりません

下地処理って何?

貼る面を平滑にしたりして、貼りやすくすることを 「下地処理」と言います

貼りやすい面◎の下地処理の方法

貼りやすい面でも下地の状態によって下地処理が必要になります

下地処理が必要な状態

はがれやめくれ、凹みや段差、ヒビ割れ、穴や柱とのすき間等がある場合

下地処理をしないと、はがれたり貼れない場合もありますので下地処理はきちんとして下さい

下地処理に必要なもの

壁紙補修用の接着剤、パテ、サンドペーパー

今貼ってある壁紙をはがした面

壁面の四隅にカッターで切れ目を入れます

はがしやすいようにカッターでマス目に切り込みを入れて下さい

切り込みを入れた端からゆっくりはがしていって下さい

はがした後に残った薄い紙はそのまま下地になりますので、その上に貼る事ができます。はがした後に残った薄い紙が袋状に浮いていたり、はがれかけの部分がある場合は、その部分だけ取り除いて下さい

ベニヤ・石膏ボード

下地のホコリや汚れをきれいに拭き取ります

釘の頭が出ている場合は、釘の頭を打ち込み、パテを塗って下さい

パテが乾燥した後に表面をサンドペーパーで平滑にして下さい

石膏ボードの表層紙まではがれた場合は段差にパテを塗って下さい

パテが乾燥した後に表面をサンドペーパーで平滑にして下さい

パテを塗った方が良い箇所

壁紙用シーラーを塗れば貼れる面〇の下地処理の方法

壁紙用シーラーって何?

接着しにくい下地に、壁紙を接着しやすくするために塗る下地調整剤です

下地処理に必要なもの

壁紙用シーラー、パテ、サンドペーパー

プリント合板(化粧合板)

表面のホコリや汚れをきれいに拭き取ります。

粗目のサンドペーパーを使って表面を荒らす

壁紙用シーラーを刷毛、ローラー等で下地全面に均一に塗布し、完全に乾燥させる。(塗布量の目安: 100g/㎡)

塗布した後は完全に乾燥させて下さい。

ペンキ塗面

水性ペンキがスクレイパー等で掻き落ちる場合は、予め完全に掻き落とす
壁紙のジョイント部分、並びにコーナー部分は、なるべく水性ペンキを除去する

粗目のサンドペーパーを使って表面を荒らす

壁紙用シーラーを刷毛、ローラー等で下地全面に均一に塗布し、完全に乾燥させる。(塗布量の目安: 100g/㎡)

塗布した後は完全に乾燥させて下さい。

コンクリート・モルタル・しっくい

下地のホコリや汚れをきれいに拭き取ります。表面が平滑な場合は、壁紙用シーラーを全面に塗って下さい。
平滑でない場合はパテなどで表面が平滑になるように調整して下さい

壁紙用シーラーを刷毛、ローラー等で下地全面に均一に塗布して下さい
(塗布量の目安: 100g/㎡)

塗布した後は完全に乾燥させて下さい。

KN-1005はがした後に残った薄い紙はそのまま下地になりますので、その上に貼る事ができます。